【もはや】イチローが41歳のシーズンでメジャー初登板!【レジェンド】
常にメジャーリーグで意識高いプレイを志しながらも
時折、日米双方の野球ファンをあっ!と言わせるような
プレイで魅せてきた現マーリンズのイチロー。
今年は41歳という、メジャー全体でも高齢な選手となり
3000本安打を目の前にして、やや足踏みが続くなど
やはり、年齢的な衰えも感じられるシーズンになったイチロー。
2015年シーズンの最終戦が、現地時間の4日に行われ
その試合の中で、なんとライト・イチローではなく
ピッチャー・イチローがデビューしたのです!
現役生活24年目にして、公式戦初登板!
イチローは元々、高校時代はピッチャーでありました。なので、ピッチャーはある意味イチローの本職でもあったのです。
しかし、高校二年の時に車との交通事故に遭い
それ以降は、長いイニングを投げられなくなってしまい
なくなく投手の道を断念せざるを得ませんでした。
途中でピッチャーの夢を断たれたイチローとしては
やはり、投手というポジションにかなりの未練があったようなのです。
とあるスポーツ紙で松井秀喜と対談した時にその心境を語ったそうです。
もともと強肩で知られるイチローですから、やはりピッチャー時代も
高校生としては、かなりの速球派としてならしていたようで
公式の記録は殆ど無いようですが、急速は140km台はマークしていたと言います。
というわけで、ピッチャーにかなり強い思い入れがあるイチローが
メジャーという大舞台で、41歳にして初登板を果たしたことは
日本ではもちろん、現地でも大きな反響があったようです。
イチローがピッチャーに! メジャー初登板【画像】
大リーグ、マーリンズのイチロー(41)が10月4日、フィラデルフィアで行われたフィリーズ戦の八回に初めてピッチャーとして登板した。時事ドットコムなどが報じた。
カーブやチェンジアップなどの変化球を交えた投球で、最速は89マイル(143キロ)だった。「ショックでしたね、最低90(マイル)とは思ってましたからね」と語った。
スポニチによると、イチローにとってメジャーでの登板はかねてからの念願でもあったといい、「通常あり得ない。その事実に対しては思い出として残しますが、2回目は要らないです」と話した。
イチローは今シーズン、打率.229、ホームラン1本、21打点で、いずれもメジャーに移籍してから自己最低の成績に終わった。
日本では、過去公式戦ではなく1996年のオールスター戦で一度だけ
イチローがピッチャーとしてマウンドに上ったことがあります。
当時のパ・リーグ監督であった故・仰木彬監督がファンサービスとして
ワンポイントでセ・リーグ屈指の強打者であった松井秀喜との対決を
ファンサービスとして実現させようとしたのですが、セ・リーグの野村克也監督が
お返しとばかりにピッチャーの高津臣吾を代打に出すという一幕がありました。
しかし当然ながら、日本でもメジャーでも公式リーグ戦では
当然ピッチャーでの起用は今まではなく、プロ生活通算24年目にしての
ピッチャーデビューという、なんともイチローらしい伝説がまた一つ刻まれたということです。
今回の登板はリーグ最終戦で、もう試合の勝ち負けに意味は無い状態であったため
イチロー自らが志願して登板したという話だそうです。
イチロー登板:「ピッチャーあきらめてよかった」
プロ24年目で初めての公式戦のマウンド。イチローはジェニングズ監督に自ら志願し、憧れの場所に立った。試合後に振り返ったマウンドから見えた光景は「よく打つな、バッターが。ピッチャーを途中であきらめてよかった」だった。
最初に打席に迎えたのは7番・ヘレラ。第1球は86マイル(138キロ)の直球がボールとなった。続く2球目のチェンジアップを右翼へ運ばれ、二塁打にされる。そして1死後、スウィーニーに適時二塁打を許した。ただ、その後はスライダーがさえ、ガルビス、アルテールを抑えた。
マウンドに上がる前、イチローは三つのことに気をつけた。まずストライクを取ること。次に、野手が守りやすいようテンポに気をつけること。もう一つは、マウンド上で笑わないことだった。
41歳にして、メジャーのピッチャーデビューというのは
もしかしたら最高齢記録なのかなとも思いつつ、いつも通りの
飄々としたイチロー節は、流石だなの一言に尽きます。
それにしても、143kmのストレートに、変化球まで交えて
一失点で切り抜けるとか…。色々あり得ない話ですね。
引用記事の最後に、今シーズンは今までのシーズンで最低の記録に終わったと
ありますが、イチローならきっと来年もまたあがいてくれると思わせる
そんな最終戦のイチローなのでした。
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