【完全】政府が2020年を目処にLEDに完全移行する予定である報じられる【消滅?】
今も日本全国の家庭やオフィスで、灯りを創りだして
活躍し続けているであろう照明器具である蛍光灯。
ここのところ、明るくて寿命が長く省エネになるという理由で
蛍光灯に変わって、LED電球が普及し始めていますが
まだまだ蛍光灯を目にする機会は多いです。
しかし、この蛍光灯が将来的に目にすることが出来なくなる日が来るかもしれません。
政府は省エネルギー政策の一環として、蛍光灯の製造・輸入を禁止する方向で
2020年を目処にLEDに完全移行したいという方策を打ち出したのです。
白熱灯・蛍光灯が絶滅する?
今回報じられた記事は以下の内容になります。蛍光灯、実質製造禁止へ 20年度めど、LEDに置換
政府は、エネルギーを多く消費する白熱灯と蛍光灯について、国内での製造と国外からの輸入を、2020年度をめどに実質的に禁止する方針を固めた。省エネ性能が高い発光ダイオード(LED)への置き換えを促す狙いだ。
安倍晋三首相が26日に財界幹部を集めて官邸で開く「官民対話」で、省エネ対策の一環として表明する。今月末にパリで始まる国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP21)に向けて、日本の温室効果ガス削減への取り組みを具体化する狙いもあるとみられる。
政府はLEDと蛍光灯それぞれについて、品目ごとに省エネ性能が最も優れた製品の基準を満たさないと製造や輸入をできなくする「トップランナー制度」で規制してきた。来夏をめどにつくる省エネ行動計画に、照明についての品目を一つにまとめることを盛り込む。LED並みの省エネを達成するのが困難な白熱灯と蛍光灯は、事実上、製造や輸入ができなくなる見通しだ。来年度にも省エネ法の政令を改める方針。
なんとも突然な話ですが、蛍光灯ではなく白熱灯については
既に日本では大手メーカーでは生産終了しており、中小メーカー品や
または輸入品か在庫分しか入手できない状態であります。
白熱電球まだまだ「健在」! 震災時の節電意識、もう薄れた?
LED電球VS白熱電球、販売数は一進一退
白熱電球については、2008年に政府が大手家電メーカーに対して、12年度までに製造中止を呼びかけた。消費電力が高く、地球の温暖化防止に反するというのがその理由だ。
中略
実際に、「家電量販店には(大手メーカーの)在庫が残っていますし、白熱電球は現在も販売しています」(GfKジャパン)。大手家電メーカーは製造を中止したが、中小メーカーが製造を続けているほか、中国などからの輸入品も多く流通しているようだ。
上記の記事では、ヨーロッパではもっと厳しい措置が
白熱灯にはされていると出ています。
個人的に白熱灯の、優しい感じのするあたたかみのある雰囲気が
好きだったので、白熱灯の製造中止の話が出た時は残念に思ったものです。
白熱灯だけでは飽きたらず、今度は蛍光灯まで製造中止・輸入禁止といった
厳しい措置が課される方針になったということですが、いろいろと問題点が
出てくることが当然予想されます。
現在、電球タイプのLEDも普及してきましたので、通常の白熱灯の
代わりと言った形でのLED交換はそんなに問題はなくなりましたが
通常の丸型や細長い形の蛍光灯をLEDに変えるには、そもそもの
照明器具を変更しなければならないというハードルがあります。
戸建ての家庭の電気状況から、LED自体を導入するのに
コストがかかるといった家庭も多くあります。
寿命が長くて節電効果が高いことを全面に押し出しますが
照明器具自体の変更など、家庭の負担は一時的に大きくもなります。
LEDはある意味、まだ発展途上の技術ではあるので
今後更なる改良は見込まれますが、それでも4年後というのは
あっという間に来ますから、地デジに切り替わった時並の混乱が起きるかもしれません。
少なくとも、1年ちょっと前までは蛍光灯と較べて
そこまでコスパが良くなるかと言ったら、そこまででもない
という話も出ています。
蛍光灯からLED照明に変えるメリットはあまりありません。しかしメーカーはLEDに切り替えています。
特に消費電力については,LEDが有利という先入観に疑問はなく,よく調べもせずにLEDシーリングライトの問題点は価格だけだと思っていたわけです。価格が下がれば,自動的に蛍光灯は死滅するだろうと思っていました。
しかし,それは本当なのか?と,昨日の艦長日誌を書いていて,気になりました。
それで調べてみたのですが,ツインパルック蛍光灯(正確にはツインパルックプレミア蛍光管)の発光効率は,なんと100W/lmを越えているんですね。今回のLEDシーリングは77.8lm/Wですので,実は蛍光灯の方が2割以上有利です。
えーー,まじすか。
なら,同じ明るさなら蛍光灯の方が消費電力を下げられることになりますよね。LEDのメリットって調色機能だけになるじゃないですか。
ランプの寿命は16000時間です。LEDの40000時間に比べれば短いですが,LEDはランプの交換が出来ませんから,10年を機器そのものの寿命と考えると,1回か2回か交換するだけです。1つ2000円ほどですから,大したことはありません。
えーー,まじすか。
中略
ということで,結論。
・最新の蛍光管の発光効率はLEDをしのぐ。
・ただし発光効率の比較は条件が違うのでよく考えること。実はあまり変わらない。
・蛍光灯はもともと面で発光するデバイス。影も柔らかく,自然に光る。
・蛍光灯は三波長型。特に昼光色の色がすばらしい。
・寿命はLEDの勝ち。でも蛍光灯だって10年でも1回か2回程度の交換ですむ。
LEDはまだまだ進化途中です。ですが今後数年で,進化の止まった蛍光灯をしのぐことは確実です。現段階でようやく両者は列んだといえるでしょう。でも来年にはLEDは完全に蛍光灯を駆逐するんじゃないかと思います。
LEDの光は、より直進的に進むので、LEDの光が得意でない…
という人も中には居るようです。
また、以前自分のブログで書きましたが寒冷地での信号機をLED方式にした結果
放射熱が少なくなり、信号機に着雪した場合に雪が融けず、信号の視認性が
著しく低下する問題が発生しているということを紹介したこともあります。
【無駄】雪が溶けないLED信号機の寒冷地型仕様を青森県警が今後開発していくことを明言!
寿命が長い、消費電力が少ないといったことから
今、全国で導入が進んでいるLED信号機ですが
雪が降ると、温度が低い為に雪が溶けないとのことで
雪国では、危険な状況が生まれつつ有ります。
白熱灯を、照明以外…例えばその多く発せられる熱を利用して
爬虫類の飼育に使ったりですとか、照明以外の用途などもあったりします。
結局、政府主導でこのような展開をするということは地デジや
マイナンバー制と同じで、誰かが得をする場所があるので
やろうと言う腹づもりなのだと思っています。
本当に要らないものであれば、自然淘汰されていくのが
市場原理ですが、今回は2020年を目処に製造・輸入禁止という
方向で行くとのことですから、当然その間に一般家庭や
企業はLED照明器具への取り換えを余儀なくされます。
一般家庭・企業は負担を強いられる中で、当然これらの製品を
製造するところは特需が発生するわけで、その辺りの利権絡みなのでは無いかと考えます。
環境に配慮するという大義名分は、否定しにくいものですから
上手くやるなぁというのが個人的な感想です。
もちろん、あくまで現段階は方針ではありますが
白熱電灯もあれよあれよと製造中止に追い込まれた状況をみるだに
LED電球推進化も強引に推し進められていくのだろうなと予想しています。
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家電販売店に行ったところ、照明器具はほとんどLEDでまさに絶滅寸前。家で紫外線に当たれるのでわざと蛍光灯のままにしていますが、蛍光管自体も入手は難しくなるのでしょうか?また、紫外線が蛍光より少ないというのは危険性がないのでしょうか?通っている障害者施設でも照明をLEDに変えた途端、障害者の体調が悪化しているような気がします。