【狂気】福島第一原発の構内にローソンが出来ることが決定。
東日本大震災の過酷事故から、そろそろ5年が経とうとしているものの
収束までの道筋が全く見えない、五里霧中状態の福島第一原発。
そんな絶望的な状況の中でも、毎日収束に向けた作業を行っている
原発作業員には頭が下がりますが、やはり気になるのは作業員の
モチベーションや健康状態という事にもなります。
そんな過酷な福島第一原発の労働環境を少しでも改善しようと言う
はからいなのでしょうか?コンビニチェーンのローソンが
福島第一原発構内に店舗を出店するというニュースが入っています。
24時間営業ではないが…。
福島第一原発構内にコンビニを出店するのはローソンです。主に原発作業員に向けての店舗になるため、営業時間を決めた
24時間営業ではない店舗になるそうです。
福島第1原発にローソン開業 作業員ストレス軽減へ
廃炉に向けた作業が続く東京電力福島第1原発(福島県双葉町、大熊町)の敷地内で、コンビニ2位のローソンが3月1日に開業することが23日、分かった。作業員のニーズを踏まえて早朝から夕方まで営業し、食料品や日用品を提供する。
東電が作業員の過酷な労働環境の改善に向けた一環として、コンビニ大手各社に出店を要請していた。原発事故から5年を迎えるのを前にローソンが応じた。
オープンするのは、第1原発の正門近くに昨年開設された大型休憩所内の一角。酒類や店内で調理が必要な揚げ物などは扱わないが、雑貨や日用品など一般的な店舗と遜色ない品ぞろえになる見通しだ。
休憩所内には食堂があり、作業員は温かい食事が取れる。ただ体調不良によるとみられる死者が出ていることもあって現場では不安感が高まっている。コンビニの導入でストレス軽減につなげる。(共同)
なんというか…
これ以上、被爆する関係者を増やしてどうするのか。(嘆息)
作業員のストレス軽減という、表向きの大義名分はわかりますが
それにしても、コンビニで働く人が当然必要なわけですので
被爆する人員を更に増やすという状況になりかねません。
一日営業ではないので、人員は少なめで済むとは思いますが
それでも、この店で働くこと自体が命がけということにもなりかねません。
時給は、かなり高くないと割に合わないですね…いや、高くても命には代えられません。
中で働く人ももちろんですが、販売するものを持ってくる流通の人もまた
余計な被曝にさらされる可能性が高いです。
コンビニのトラックがどのような形態で走っているのかは知りませんが
一台のトラックで、この店の商品だけを運ぶだけではないはずですので
当然、店に商品を下ろす際に、他の店に持っていくものまでが被曝する可能性があります。
構内に入ったトラックもまた、一般道に向けて走るわけですから
さらなる汚染拡大という可能性もあるわけです。
タイヤや窓に放射性物質を含んだホコリ等が付着するということです。
原発作業員のストレス云々以前に、汚染物質を広範に撒き散らす
恐れもあるのですから余りにも狂気の沙汰としか言えない出店計画です。
なんというか、常識的に考えてもあまりにも愚かしい話で
感覚がもはや麻痺しているのか、確信犯なのか理解に苦しむところです。
過酷事故から5年経っても、この認識であることは絶望を感じずにはいられません。
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