【なぜ?】ニュージーランドに打ち上げられた大量のクジラに爆発の恐れ!
自然の生態系について、時折起こる不可解な現象の一つとして
動物の大量死が挙げられるかと思います。
大量発生も問題ですが、大量死もまた、その光景と後処理が
悲惨なものであり、何か良くないモノを我々に想起させます。
最近、ニュージーランドでクジラが多数打ち上げられるという大量死がありました。
ニュージーランドで過去最大級400頭以上のクジラが打ち上げられる
2月10日にニュージーランド南島のゴールデン湾・フェアウェル岬で400頭以上のゴンドウクジラが打ち上げられたと海外メディアが報じている(画像はゴールデンワンの位置:GoogleMapより)。
これはAFPなどが伝えているもので、位置は南島の北端にある湾の浜辺。416頭が打ち上げられ、既に7割が死んでいるという。注目されるのは今回の打ち上げ数がニュージーランドでも過去最大規模であるとされている点で、イルカやクジラの大量座礁が地震と関係しているのではないかと囁かれていることからは、緊迫した空気を招きそうだ。
このニュースには、更に続報があって、この後200頭以上のクジラが
打ち上げられており、最終的に600頭ほどのクジラの死体が打ち上げられているとのことです。
出典:クジラ416頭が集団座礁、謎の大量死を遂げる(ニュージーランド)より引用
身体の大きなクジラがこれだけ打ち上げられているのは、まさに地獄絵図でありますが
打ち上げられ、そのまま死亡してしまった個体については処理も必要になるのでこちらも大変です。
その処理に際して、かなり重大な危険性が示唆されています。
死体がガス爆発する恐れ!
人間もそうですが、動物が死ぬと内部の細胞が腐敗をはじめやがて、腐敗ガスが発生することになります。
今回の、大量クジラ座礁死については、どうやらガス爆発の危険性が高まっているようです。
浅瀬のクジラ600頭以上に=ガス爆発の恐れ―NZ南島
【シドニー時事】ニュージーランド(NZ)南島のゴールデン湾で、先週以降に浅瀬に打ち上げられたクジラの数は12日までに累計600頭を超えた。
記録がある19世紀以降では、同国内で2番目の規模となった。
一時は数百人のボランティアが駆け付け、救助に努めたが、大半のクジラは息絶えた。南半球は今、真夏で、死んで腐敗したクジラの体内にガスが充満し、爆発する恐れがある。環境保護局は付近を立ち入り禁止にして、ナイフなどを使ってクジラのガス抜きを進めている。
打ち上げられたのは、日本近海にも多い小型のゴンドウクジラ。ゴールデン湾は遠浅で、迷い込んだクジラが動けなくなりやすい地形のため、「天然のクジラのわな」と呼ばれている。大量打ち上げのはっきりした原因は分かっていない。
屋外にある死体とは言え、あれだけの数があれば、発生するガスは
相当な量と思われます。処理には火気厳禁ということになるのでしょうか。
いずれにせよ、恐ろしい話です。
今回のクジラの大量死は、何かしらの天変地異の前触れでないかと
捉える向きもありますが、当然因果関係は不明です。
ニュージーランドで地震が起こると、日本で連動して地震が起きるということも
過去例があり、今後の状況を注視していく必要があるのかもしれません。
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