【歓喜?】ゼロの使い魔が続刊を刊行することが発表される!【不安?】
世に多く出ているエンターテイメント作品の中で、作者が急逝したことにより
未完で終わっている作品というのは案外あるものです。
人の人生などはわからないとはいえ、ファンとしては正直無念なことでもあります。
そんな志半ばで、生みの親である作者が亡くなった後でも
その意志を継いだ人たちが、作品を続けるといった事も
またよくある話です。最近だとクレヨンしんちゃんとかですかね。
今回話題にするのは、ヤマグチノボル氏原作のゼロの使い魔。
アニメが第四期まで制作され、ルイズ役の釘宮理恵の熱演が
好評を博すなど、ライトノベルを代表する一作としての地位まで登りつめた本作ですが
作者のヤマグチノボル氏が完結を前に、末期がんで2013年に闘病の末亡くなってしまいました。
原作が20巻まで発売されており、作者のヤマグチノボル氏曰く
後2巻を残して、絶筆になっていた作品がどうして続刊が発売されることが
決定されたのでしょうか?
ラストまでのプロットは完成していた!
作者のヤマグチノボル氏は、完結を書き上げること無く逝ってしまいましたが、作品自体は既にラストまでのプロット(あらすじ)は
完成している状態でありました。ソースは本人のツイッターです。
あと、時間が相当かかりましたが、『ゼロの使い魔』の終わりまでの流れというかプロットが完成しました。あとは一気に書くだけ。病気のこともあるけど、ほんと時間かかったな。年内に、せめて一冊は出せるように頑張ります。今は体調いいんでね。がんばりたい。
— ヤマグチノボル (@hexagonzero) 2012, 9月 19
ラストまでの道筋は見えていながら、無念の最期になってしまったヤマグチ氏ですが
亡くなる前に、MF文庫(ゼロの使い魔が刊行されている文庫)編集部に完成を託されていたこと。
また、ヤマグチ氏の家族などの意向もあって、今回の続刊刊行が決定したのだそうです。
『ゼロの使い魔』続巻刊行決定「完結までのプロットが遺されていた」
サイトでは「2002年にMF文庫Jが創刊されて3年目の6月。『ゼロの使い魔』第1巻がヤマグチノボル先生により上梓されました。『ゼロの使い魔』がMF文庫J創成期を支える大きな作品となったことは、皆様のご存知の通りです」とつづられると「はからずも絶筆となった『ゼロの使い魔』ですが、病床のヤマグチ先生より完結までのプロットが遺されておりました」と報告。
続けて「ヤマグチ先生より編集部に完結を託されていたこと。ヤマグチ先生の急逝後も弊社カスタマーセンターにファンの皆様から続巻を望む声が続々と届いていたこと。ご遺族からも完結させてほしいとのお言葉をいただいたこと。これを受けて、このたび『ゼロの使い魔』続巻の刊行を皆様にご報告をさせていただきます」と発表した。
と、話の内容は完結しているので、後は執筆者がどうなるかという話なのですが
こちらは、未定のようです。今後、ゼロの使い魔公式サイトで順次続報が発表されるとのこと。
ファンとしては、嬉しいと思われる今回の知らせですが
文章はその人の色がかなり強く出るもので、絵柄を似せる事が出来る漫画よりは
そのハードルは高いように思います。
代筆する作家さんも、ゼロの使い魔人気を把握している人になるでしょうから
プレッシャーも大きいかと思います。ファンからすればどんな話が出来上がってくるのか
期待半分・不安半分というところかもしれません。
素晴らしい完結が描かれることを期待したいと思います。
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