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【ヒューマンエラー】堺市の市職員が泥酔状態で国勢調査書類を一時紛失!

5年に一度実施される、大規模な国の統計調査である国勢調査。
最近では、昔ながらの訪問員が書類を渡して回答するという方法の他に
インターネットで回答もできるようになっているようです。


ネットでの回答は一般的になりつつありますが、そのインターネット回答をするための
IDとパスワードを書いた書類が、無造作に郵便ポストに入れられているという
話が出ており、色々と不安の声がツイッターなどで聴かれました。

「ずさん」なID配布、偽サイト…国勢調査ネット回答、大丈夫?

5年に一度、日本国内に住むすべての人を対象に職業や性別などを聞く国勢調査。そのインターネット回答が9月10日から始まった。本格的なネット調査は今回が初めてだが、利用案内の「無防備な配布方法」への批判や、偽サイトの出現など問題点も浮上。回答する側も自衛が必要だ。

《国勢調査》
日本に住んでいるすべての人及び世帯を対象とする国の最も重要な統計調査。国内の人口や世帯の実態を明らかにするため、5年ごとに行われている。今年からインターネットで回答できる「スマート国勢調査」を全国で開始。

中略

ところが…「無防備な配布方法」に憤りの声

誰でも抜き取れそうな形で…ツイッターに“証拠写真”

ツイッターなどネット上には、マンションの集合ポストに、誰でも抜き取れそうな形で多数の封筒が差し込まれている写真が複数投稿された。

国勢調査のパスワード入り用紙、無防備に郵便受けに? 総務省「調査員の指導、行き届かなかったかも」〔2015年9月14日 ITmedia〕

ポストからはみ出る封筒…「国がやっているとは信じられない」

配る調査員は全国で約70万人だが、指導が徹底されていなかった。大阪市内の男性会社員(26)は11日夜、マンションの世帯ポストからはみ出ていた青色の封筒を発見。「国がやっているとは信じられないくらい、ずさんな仕事ぶりだ」と憤った。

国勢調査、封せず個人情報配布 IDなど盗み見の恐れ〔2015年9月15日 朝日新聞〕


と、何ともお粗末な話がネット上では既にニュースになっているのですが
今回報道されたニュースは、訪問員によるアンケートの回答もまた
どうやら安心が出来ない状態のようです。

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ヒューマンエラーは必ず起こる

今回報道があったのは、大阪府の堺市です。
記事の引用は以下になります。

また堺市! 国勢調査情報100世帯分を一時紛失 泥酔して置き引き被害、届けたのはゴルフ後

 堺市は21日、国勢調査にインターネットで回答した市民100世帯の世帯主名と住所、家族構成を記したリストを、調査指導員を務める上下水道局経営企画課の男性主査(34)が泥酔した状態で一時紛失したと発表した。

 市によると、主査は当初「19日未明、(堺市北区の)JR阪和線百舌鳥駅前で、リストが入ったバッグを横に置いたまま寝入り、盗まれた」と説明。だが実際は駅構内にバッグを置き忘れたとみられる主査の姿が防犯カメラに写っており、早朝に3駅離れた鳳駅に届けられた。

 主査は国勢調査で西区内8地区の調査員の指導を担当。主査の当初の説明によると、ネットで回答した世帯に調査員が書類を重複して配布しないようリストを印刷し、18日夕の帰宅時に持ち出した。帰宅途中に友人と酒を飲んだという。19日未明に紛失に気付き、自分で探したが見つからず、翌20日は朝からゴルフに出掛け、夕方にゴルフ場で上司に打ち明けた。市に届けたのは同日夜だった。
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 堺市では、職員による全有権者約68万人分の情報持ち出しと市民約1650人分のネットへの情報流出が相次いで発覚していた。


酒に酔っての置き忘れという何ともアホくさい話です。
今回は運良く届けられたということで、不幸中の幸いではあったのですが
ようは、情報を扱う側が個人情報を軽視していたということに他ならないでしょう。


個人情報保護法という法律があるので、個人情報の漏洩は
普通の企業であれば、コンプライアンス違反でクビになっても
おかしくないほどの重大な案件であるのですが…。
一般国民と上級国民の意識の違いでしょうか(皮肉)


もちろん、この堺市の男性主査は責められるべきですが
余りにもお粗末とも思えるヒューマンエラーは、完全に防ぐことは出来ない…
擁護するわけではないですが、個人的にはそうとも思うのです。


なので、これから10月から開始が決定したマイナンバー。
絶対、このマイナンバーはヒューマンエラーでの漏洩が起こると
個人的に予想しています。


マイナンバーの漏洩は、国勢調査の個人情報の漏洩とは、マイナンバーはその人に一生ついて回る番号のため
被害の深刻さが違いますので(もちろん、国勢調査の情報を軽く見ているわけではありまえんが)
そういった情報漏洩が大量に起これば、大きな問題となります。


残念ながら、年金機構などでの事件もそうでしたが
情報の扱い方を見ていると、マイナンバー流出は他人事ではなく
いつ自分の身に降りかかってもおかしくないことである…と考えざるを得ません。


自分は特に何もしていなくても、周りが勝手に漏洩して
重大情報が不特定多数にバレてしまう…。
10月からのマイナンバーは本当に憂鬱でしかありません。


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