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【融けた】株式に注ぎ込んだ年金原資の10兆円近くが失われた事が判明!【年金】

当ブログでは、何度か株価の大きな変動があった時に
簡単な経済展望ですとか、今後懸念されることについて
時折話題に触れて記事にしてきました。


株価の話と、ほぼ連動する形で毎回書いていた内容として
現在の日本市場は、一般投資家よりは企業や国が強引に
株を買い上げて株高を演出する官製相場であると言ってきました。


その具体的な裏付けとして、我々の将来の年金に充てられる
年金原資をどんどん株の買い上げに投入したり、ユニクロの筆頭株主が
日銀になるなどの異常な例を挙げてきました。


参考URL:ユニクロの筆頭株主は日銀


そして、我々の虎の子の年金原資が積極的に株価につぎ込まれているということは
株価が上がれば良いですが、下がった時にどうなるかという危惧について何度か触れてきたつもりです。
株は利益確定をするまでは、実際の利益にならないということです。


持っているだけではせいぜい配当以外に利益になることがない株ですが
ずっと上がり続ければ、頃合いを見計らって利益確定の売りを出せば良いのですが
そのタイミングが来なければどうしようもないということ。


特に反対の暴落については損切りをして対処するしかないわけなのですが、アベノミクスの
成功を見せかけるために、一度年金原資で大量に購入した株はなかなか売りに出せず(ある程度売ってしまったらさらに株価が下がる)と言ったジレンマがあり、結局株価が上がっても利益が出せないのでは…?
と、個人的には危惧していたわけなのですが、その恐れがいよいよ現実になってしまったようです。

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日本と海外の株式での運用損が合わせて10兆近くに!

今回日経新聞に掲載された記事は以下の引用です。

GPIFマイナス運用か 7~9月、世界株安響く

 約140兆円の公的年金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は、7~9月期の運用成績がマイナスになったもようだ。世界的な株安が響いた。運用損となるのは、2014年1~3月期以来、6四半期ぶり。

 野村証券の西川昌宏チーフ財政アナリストの試算によると、GPIFの7~9月期の運用損は9.4兆円だった。内訳は海外株の運用損が4.3兆円で、国内株は同5.1兆円。


もはや嘆息するしかありません


国内株式での損失も相当ですが、海外の株損失も相当です。
運用している人は、もちろん投資の専門家ということになるのでしょうが
それでもこれだけの大損を出したということは、今の世界経済が如何に不安定かという証左でしょう。
(もっとも、運用している人間が本当にダメな人である可能性もありますが)


先にも述べた通り、株は売りに出して初めて利益か損失が確定しますが
この状況で売りに出せば、日本の株価は更に下落することになり
更なる暴落を見せれば、市場に多数居る外国人投資家が浴びせ売りを行う可能性が高まるでしょう。


かと言って、利益が出るまで持とうということになれば、これは完全に負け投資家の行動パターンと同じで
おそらく塩漬け状態になるのがオチであり、もはやにっちもさっちもいかない状態ではないかと思われます。
日本の現在の状況をみれば、景気が良くなるとは到底思えませんので。


最も恐ろしいのは、これで終わりではなく、まだまだ損失が嵩んでしまう
可能性が非常に高いという状況であるということ。


年金については、現在支給額が減らされ負担額が徐々に増やされている現状ですが
更に負担額が増えて、支給される金額が下がって行くことについて
あなたはどう思うでしょうか?普通なら大きな非難が起こって当たり前だと思いますが
今の日本人では、それすらしないであろうとも考えられるのが何とも歯がゆいです。


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