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【93歳】漫画家・水木しげるが逝去!死因は?【大往生】

大物の訃報が入ってきました。


ゲゲゲの鬼太郎をはじめとする、主に妖怪漫画を多数執筆し
戦後間もない頃からの、日本のマンガ文化を支えてきた
水木しげるが亡くなったと報じられています。


日本に於ける妖怪漫画のパイオニアであり、おどろおどろしい
雰囲気の漫画を描かせれば屈指の漫画家であった水木しげる。


出身地である鳥取県の境港市には水木しげるロードといった
800メートルの通りに妖怪153体のブロンズ像が並ぶ通りもあります。


mizuki


漫画家としても独特な世界を持つ人でしたが、その人となりも
非常に個性的な人物であり、NHKの朝の連ドラとして放送された
妻である武良布枝の視点から水木しげるみたノンフィクション作品をドラマ化した
ゲゲゲの女房では、コミカルな一面が全面に押し出されても居ました。





妖怪漫画だけではなく、実体験した戦争系漫画のリアリティにも定評があり
自身も戦争の徴兵中に左手を失っているという経験を持っていた水木しげる。


私も子供の頃の情操教育として、鬼太郎の天国・地獄入門と言った
教育まんがを読んでいたことを思い出しました。
この作品でニライカナイとかダンテの神曲とか、そんな知識を身につけました。



※子供の頃に読んだ小学館の教育まんがシリーズの一つ。
もちろん、中身は全て水木しげるが描き起こしたイラストで
地獄に落ちた罪人の末路などを生々しく描いています。


93歳という年齢から考えれば大往生ではあるのでしょうが
なんだかこの方は不死身な、いわば「妖怪」的なイメージがありましたので
信じられないというか…そんな不思議な訃報になっています。

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生涯現役、亡くなる直前まで連載を持っていた

水木しげるの訃報ですが、死因はなんだったのでしょうか。
以下、訃報に関する記事です。

「ゲゲゲの鬼太郎」水木しげるさん 多臓器不全で死去 93歳

 「ゲゲゲの鬼太郎」などで知られる漫画家の水木しげる(みずき・しげる、本名武良茂=むら・しげる)さんが30日午前7時18分、多臓器不全で東京都内の病院で死去した。93歳だった。鳥取県出身。

 水木さんは11日に東京都調布市の自宅で転倒。頭部を強く打ち、入院していた。葬儀は近親者で行い、後日、お別れの会を開く。喪主は妻の武良布枝(むら・ぬのえ)さん。


直接の死因は多臓器不全ということで、この症状は先日亡くなった北の湖理事長と同じですね。
ただ、記事にもあるように11日に転倒で頭部を強打し硬膜下血腫になって手術をしたという
経緯もありましたので、元々高齢でしたから、直接の死因ではないにしろその事も死の遠因になっているのではないかと思われます。


それにしても、水木しげるのWikipediaを確認すると
すさまじいまでの…まさに、波乱万丈の人生を送ったことがよくわかります。


水木しげる(Wikipedia)


記述が大量にあるので、いちいち引用は出来ませんが
軍隊時代のところだけを見ても、非常に壮絶な人生を
歩んだ方だというのがよくわかります。


特に凄いのは妖怪に関連する功績ですね。

妖怪研究家として

1966年から『少年サンデー』連載の「ふしぎなふしぎなふしぎな話」で妖怪画を発表し始める。やがて、『少年マガジン』増刊の『日本妖怪大全』を経て、1970年に『水木しげる妖怪画集』を刊行。その後も「妖怪図鑑」の類を多数執筆している。

水木は妖怪を題材にするにあたり、古い文献や絵巻などから多くの伝承や妖怪画を蒐集してゆく。そして、鳥山石燕など古典の画が存在する場合は参考にして描き、「子泣き爺」「砂かけ婆」「ぬりかべ」「一反木綿」など文字の記録のみで古典の画が存在しないものは、水木によって初めて絵として描かれていった。そのため多くは水木が創造した形であり、現在の日本人が持つ「妖怪」イメージは、水木の作品から大きく影響を受けている。

大衆の中で失われていた多くの妖怪を救ったともされ、こうした仕事に対しては、水木を妖怪文化の継承者にして布教者などと評す声もある。一方、出典が不詳のため、創作の可能性を指摘されている妖怪(樹木子など)も幾つか描いている。


今回の訃報を受けまして、各界の大物からも多数の反応が返ってきているようで
生前の水木しげるの人柄に惹かれていた人が大勢いた事がよくわかります。

水木しげるさん訃報に漫画家ら著名人が追悼ツイート 睡眠も大切にする姿勢が「数多くの漫画家の命を救った」

 過酷なイメージがともなう漫画家という職業ですが、水木さんは食や睡眠を大切にしながら数々の功績を残し、93歳の長寿をまっとうしました。そこで注目を集めている水木作品が、展覧会「手塚治虫×石ノ森章太郎 マンガのちから」へ特別寄稿された2ページ漫画「睡眠のチカラ」。徹夜続きの手塚・石ノ森両氏に対し水木さんが「自分はどんなに忙しくても十時間は寝ています」「睡眠をバカにしちゃあいけませんョ」「眠っている時間分だけ長生きするんです 幸せなんかも“睡眠力”から湧いてくる」と主張する内容です。

 「3月のライオン」の漫画家・羽海野チカさんは、「漫画家みんながつい、良くないことのように思って、競うように睡眠時間を削って無理をしてしまう中、時々流れてくる水木先生の言葉やエピソードに( ゚д゚)ハッ!としていました」とツイート。「クロサギ」の黒丸さんも、「あれだけの作品を描きながら『毎日がっつり寝た方がいい漫画が描ける』とおっしゃったことで、『死にかけるほど頑張らないといい作品は描けない』と思い込んでた数多くの漫画家の命を救ったと思う。私もその一人」と、水木さんの姿勢に畏敬の念を示しました。


また、水木しげるが亡くなったことに関しては、一般的な訃報とは違い
独特な雰囲気の追悼が行われているということです。

水木しげるさん訃報に漫画家ら著名人が追悼ツイート 睡眠も大切にする姿勢が「数多くの漫画家の命を救った」

 またエッセイ漫画「カランコロン漂泊記:ゲゲゲの先生大いに語る」のある1コマも大きく拡散されています。飼い猫が「この世は通過するだけのものだから、あまりきばる必要ないよ」と語るもの。異界の存在を信じる水木さんの人生観が色濃く表れており、多くが心を動かされているようです。

 今回の逝去については「とうとう妖怪になった」「取材旅行へ行った」「閻魔大王にサインを書いている」と冗談混じりに語るツイートも散見。水木さんなら現世でも他界先でも変わりなく過ごしているのでは、という独特な追悼ムードも漂っています。


とにかく、その人柄で言うことも非常に説得力の合った水木しげるの
名言からは、色々と学ぶことも多そうです。


生涯現役を貫き通し、93歳という恒例でありながらも幾つかの雑誌に亡くなる前まで
連載を持っていたという、まさに生涯現役のままで逝ってしまった水木しげる。
数多の妖怪たちの中に、今後水木しげるが新たな仲間入りをしていることを期待しつつ
故人のご冥福をお祈りいたします。


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