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【悲報】ウィンキーソフトがついに倒産!負債は2億5千万円!【魔装機神】

今現在も、コアな一定のファンが付いているSLGシリーズに
スーパーロボット大戦シリーズ」があります。




新旧のロボットアニメの登場キャラクターと登場ロボットが作品の垣根をこえてクロスオーバーする
いわば、お祭り的ソフトで、1991年に第一作が発売されて以来、プラットフォームを移しながら
ファンからの支持を集めてきた、ゲーム業界の中でもなかなかに息の長いシリーズです。


その初代は、平成3年(1991年)に、なんとGBで発売したのが第一作目になります。




ここから歴史が始まり、その後はファミコンで第二次スーパーロボット大戦
そして、GBで第二次スーパーロボット大戦Gが発売され、その後はSFCで
第三次スーパーロボット大戦が発売され、それ以降定番になったと記憶しています。


スパロボが取った体系は、他のクロスオーバー的作品の礎ともなった作品といえ
その後フォロワーとして、魔女っ子大作戦が出たり、スーパー特撮大戦が出たり
メーカーが違うものの、TAKARAからブレイブサーガ。




※魔女っ子大作戦:歴代の有名魔女っ子が夢の競演!サリーちゃんやひみつのアッコちゃんなど元祖とも言えるようなキャラが登場!
スーパー特撮大戦:ウルトラマンやジャイアントロボ、仮面ライダーに宇宙刑事シリーズなどが競演する作品!なんとナレーションに故・中江真司を起用!雰囲気は抜群だが、システム面が荒く、バカゲーの類に入る。
ブレイブサーガ:TAKARAが出した勇者シリーズのロボットが競演する作品。2も制作された。


変わったところで、同人で東方をモチーフにしたスパロボ系SLGが出るなど
他のゲームにもかなりの影響を与えた作品でもあるのです。

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近年は資金繰りが悪化しスマホ事業に光明を見出すもついに…

さて、そんな日本のゲーム業界ではかなりの存在感を誇るスパロボシリーズなのですが
その元祖を作ったディベロッパーの会社がウィンキーソフトです。
それをバンプレストがパブリッシャーとなって発売したのですね。


初期のスパロボは、そのウィンキーソフトが暫く開発に携わるものの
PSで発売されたスーパーロボット大戦αからメインのソフト開発から外れ
その後は、スパロボシリーズにオリジナルのロボットとして登場させた
魔装機神シリーズや、スパロボに登場したオリジナルキャラで新たなスパロボ世界を構築した
OGシリーズ(Original Generation)などに関わっていきます。


しかし、近年はヒット作に恵まれず、CSのソフト開発よりは
スマホゲームへの開発へとシフトしていきました。


昨年の夏に楽天アプリ市場、バンパイアカフェをリリースするも
僅か3ヶ月後の11月にはサービス終了…


それもそのはず、昨年の11月に資金繰りが悪化し事業を停止したからです。

「スーパーロボット大戦」初期シリーズや「魔装機神」を手掛けたウィンキーソフトが破産申請

 帝国データバンクの情報によると,ウィンキーソフトが2015年11月10日に事業を停止し,自己破産申請の準備に入っていたことが明らかとなった。負債は約2億5000万円とのこと。

 ウィンキーソフトは,1991年に発売された初代「スーパーロボット大戦」を代表作に,“第2次”から“第4次”までの初期シリーズや,「スーパーロボット大戦外伝 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL」「新スーパーロボット大戦」「スーパーロボット大戦F」などを手掛けていたデベロッパだ。
 近年では魔装機神シリーズの再始動により,「スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神F COFFIN OF THE END」などのシリーズ作品の開発に再び携わっていたほか,ブラウザゲーム「ブレイブストーン」やスマートフォン向けアプリの開発も行っていたが,ヒット作に恵まれず,今回の事態に至ったようだ。


そして、今月の5日に破産申告を行い、正式に倒産したということが報じられました。

[大阪] ゲームソフト開発(株)ウィンキーソフト

~代表作は人気ゲームソフト「スーパーロボット大戦」~

 (株)ウィンキーソフト(TSR企業コード:571306039、法人番号: 4120901005486、吹田市豊津町11-34、設立昭和61年10月、資本金1000万円、高宮輝雄社長)は2月5日、大阪地裁より破産開始決定を受けた。破産管財人には中山務弁護士(東野&松原&中山法律事務所、大阪市北区中之島2-2-2、電話06-6231-3737)が選任された。
 負債総額は約2億5000万円。


ウィンキーソフト自体は、スパロボ以前からPCでゲームの開発を行ってきた
いわば「老舗」メーカーでも有りましたが、倒産はあっという間でした…。
やはり、今のご時世、ゲームという娯楽で食っていくのは厳しいのでしょう。


最近のゲーム業界は、ゲーム機の性能が上がったことにより、開発費が高騰しています。
ファミコン時代は、開発者がヘタすれば一桁の人数しか関わっていないゲームも平気でありましたが
現在は、既に百人以上の体制で作るのが、ほぼ当たり前になりつつ有ります。


開発に億単位がかかるのは、もはや当たり前で、開発が難航して
ゲーム発売が延期にでもなれば、広告料などの面で更に費用がかさみます。


そうなると、ソフトの売り上げでペイをするためには一定の
売り上げが必要になりますが、その小幅な売り上げすら今は厳しい状況なのです。


その結果、現在は有名メーカーですらスマホで阿漕とも言えるような
商売を行っているところも増えており、最近ではグラブル騒動などが
記憶に新しいところです。


身も蓋もない言い方をすれば、娯楽は本来人間にとっては必要不可欠なものではありません。
現在の日本では、長らく消費意欲の減退が進んでいるので、ゲームなどというまさに
娯楽品というのは、ごくごく限られた作品以外は売り上げは惨憺たる状況です。


結果、開発会社も非常に厳しい状況になってきており、何とか状況を打開しようと
あの手この手を打っていますが、どうにも上手く行っていないように感じられます。


今後も、このようなゲーム会社の倒産というのは増えていくのではないかと思います。
現在、任天堂がスマホ事業に本格的に参画しようとしていますが、任天堂の新しい試みが
この閉鎖的になってきているゲーム業界に、何か一縷の望みをもたらしてくれないか
ゲーム好きであるデジかも管理人としては、期待して見ています。


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