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【注意!】今年も餅を喉に詰まらす事故が発生中!いざという時の対処法を確認。

今日は元日で、これから正月3が日は、仕事が休みという方も多いことでしょう(私は明日から仕事ですが…w)
普段忙しい人も、この時期はのんびり自宅で過ごすという方も多いでしょう。


ところで、正月の定番の食べ物といえば、やはりお餅。
焼いたり煮たりして、色々なものをつけて食べるのが最高に美味しいですが
それと同時に、この時期どうしても発生するのが餅を喉につまらせてしまい起こる窒息事故。


毎年、高齢者を中心に、必ず死亡者までが出てしまうお餅ですが
今年もまた、毎年の例にもれず、死亡者が出てしまったようです…。

餅を詰まらせる事故、都内で6人搬送され2人死亡

 1日、東京都内では餅をのどに詰まらせる事故が相次ぎ、午後3時までに60歳から89歳までの6人の男性が病院に運ばれました。このうち、板橋区の81歳の男性と北区の60歳の男性が死亡しました。


私も今日、新年のお餅を頂きましたが、若者でも油断していると詰まらせる恐れがある食べ物だなと思います。
高齢者の方は、ますます気をつけるべきものですが、例年この手の事故は後を絶ちません。


どんなに注意していても、餅を喉に詰まらせるという事故は、自分や家族などに
いつ襲ってくるかわかりません。そこで、今回は万が一そのような事態が起こってしまった場合に
行うべき応急処置と、予防法を書いた記事を紹介してみましょう。

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喉に詰まらせてしまったら「「背部叩打法」で応急処置!

餅を喉に詰まらせて搬送される事例は、殆どが高齢者であり
9割は65歳以上とのこと。また、日本人は米が主食のため、餅を食べる機会は多く
一人あたりの年間平均消費量は16個。高齢者になると平均26個と更に数が上がります。


餅を不運にも詰まらせてしまった場合は、応急処置が必要です。
その方法をまとめた記事は以下の記事。また予防法も書いてあります。

日本人はなぜ命がけで餅を食べるのか 高齢者の搬送高水準…緊急時には「背部叩打法」

■搬送9割が65歳以上

 東京消防庁によると、平成23年~27年までの5年間に、餅や団子をのどに詰まらせて救急搬送されたのは562人。年間100人前後で推移しており、65歳以上の高齢者が約9割を占めた。

 月別に見ると、最も多いのはもちろん1月で223人。次いで12月が69人。28年は1月1日~3日の三が日だけで19人が搬送され、男女2人が死亡した。いずれも80歳以上の高齢者だった。

 食べ物を飲み込む力は、高齢になると低下するといい、餅をのどに詰まらせやすくなる。同庁は(1)餅は食べやすい大きさに小さく切る(2)急いで飲み込まず、ゆっくりとかんで飲み込む(3)乳幼児や高齢者と一緒に食事をするときは、注意を払う-などと注意を呼びかけているが、もし、詰まってしまったらどうしたらいいのだろうか。

 「呼びかけて反応がある場合は、できる限りせきをさせる。それもできない場合は、ためらわずに救急車を呼んでください」(同庁担当者)。

 応急手当てとして有効なのが、背中をたたいて詰まった食べ物を吐き出させる「背部叩打法」と呼ばれる方法だ。手順は東京消防庁のホームページなどで紹介されているので、いざというときに備え、応急手当てや心肺蘇生(そせい)の方法をあらかじめ確認をしておくことが必要だ。


予防法としては、至極当然のことが書いてあります。
よく噛んで食べたり、一口のサイズを小さくするという方法は単純ながらも
効果は絶大ということです。基本的な事が最大の予防法ですね。


しかし、それでも万が一詰まらせてしまった場合はといえば
上記の記事にある、背部叩打法(はいぶこうだほう)を試みるのが良いとあります。
東京消防庁の昨年の12月の広報に、わかりやすいやり方と図解があります。

餅などによる窒息事故に注意

応急手当の方法

チョークサインを出しているとき、声を出せないとき、顔色が急に真っ青になったときなどは、食べ物などにより気道が塞がれていることが疑われます。そのようなときは大きな声で助けを呼び、119番通報とAEDの搬送を依頼し、直ちに気道異物除去を始めます。
呼びかけて反応があれば・・・

1 まず咳をすることが可能であれば、できる限り咳をさせます。
2 咳もできずに窒息しているときは、年齢・性別に関係なく実施可能な背部叩打法(はいぶこうだほう)を行いましょう。

【背部叩打法の実施手順】

1 食べ物を詰まらせた人(以下「傷病者」といいます。)が立っているか座っている場合は、やや後方から片手で傷病者の胸もしくは下あごを支えて、うつむかせます。
(傷病者が倒れている場合は、傷病者を手前に引き起こして横向きにし、自分の足で傷病者の胸を支えます。片手で傷病者の顔を支えます。)
2 もう片方の手のひらの付け根で、傷病者の肩甲骨と肩甲骨の間を強く4~5回、迅速に叩きます。
3 回数にとらわれず、異物が取れるか、反応がなくなるまで続けます。


チョークサインというのは、世界共通で窒息して息が出来ない時の緊急的サインだそうです。



出典:東京消防庁 広報のテーマ 2016年12月号より


そして、背部叩打法を図解したのは以下の画像。



出典:東京消防庁 広報のテーマ 2016年12月号より


これらをやっても反応が改善せず、反応も示さなくなってしまった場合は、心肺蘇生法を直ちに行う必要があるとのことです。


後は原始的な方法ですが、詰まっているものが眼に見える場合は、直接喉に手を入れて引っ張り出す方法や
ハイムリック法という、みぞおちの辺りを上に押し上げるという方法などもあります。



出典:窒息対応 『ハイムリック法』 より

ただし、ハイムリック法は腹部を強く圧迫するため、乳幼児だったり、妊婦さんには
やってはいけない方法になります。もっとも、餅を詰まらせるのは高齢者が多いとは思いますが…。


異物が詰まった時は、詰まらせた本人も、周りもパニックになりがちですが
こういった知識を普段から持っていれば、いざという時に冷静に対処できる可能性が上がります。
知っていて損はない知識だと思いますので、この機会に覚えておくと良さそうです。


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