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【見通し立たず】福島第一原発2号機の底に穴。中では超高濃度汚染が継続。

2011年に東日本大震災によって、苛酷事故を起こしてしまった福島第一原発。


震災から6年が経とうとしていますが、福島第一原発の事故は収束どころか
全くその目処すら経っていない…ということは、このブログで散々記事にしてきたとおりです。


今は人海戦術と、いつ終わらせていいかも判断がつかないような
冷却水を毎日400トン、核燃料を冷やすために使っているとも報じられていますが
それは、汚染水も毎日400トンという驚異的なペースで増やしているということにもなります。


まさに、手詰まりといった感も強い状況。これ以上悪くしないようにと
最低限の対応をしているとは思いますが、事態が好転する兆しも全くない状況が続いています。


そんな中、更に完全収束の道が遠のくような絶望的なニュースが報じられました。
予想は出来ていたことではありますが、実際に報じられるとそのショックの大きさは計り知れないものでした。

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1分ももたないほどの超高濃度汚染が予測される

今回の衝撃的な事実が明らかになったのは、先月30日。
東京電力が、事故から6年がそろそろ経とうとしている現状で
ようやく、2号機の底に穴が空いており、その下に燃料デブリが
堆積していると思われる状況であることを特定しました。

福島第一原発2号機 原子炉の真下に燃料デブリか

東京電力福島第一原子力発電所2号機の格納容器の内部をカメラで確認する調査が行われ、原子炉の真下にある作業用の床に、黒みがかった堆積物が見つかりました。東京電力は溶け落ちた核燃料と構造物が混じった「燃料デブリ」の可能性を含め、さまざまな可能性が考えられるとして、今後、ロボットを使った詳しい調査を行い、デブリかどうか評価することにしています。

中略

黒い塊が見つかった場所とは

福島第一原発2号機のカメラによる調査で黒い塊が見つかった場所は、格納容器の中にある原子炉の真下に設置された作業員が歩く格子状の床の上で、これが燃料デブリと確認されれば、溶けた核燃料は原子炉の底を突き破ってその下まで達したことになります。

今回の調査で、カメラは定期検査の際に使う原発事故の前からある配管などを通って格納容器の外から原子炉の真下まで進みました。原子炉の真下は高さ8メートル50センチ、直径5メートルの筒型をした「ペデスタル」と呼ばれるコンクリートに囲まれ、この内側の撮影が行われたのは初めてです


そして、この2号機内の放射能濃度を推定した値が報道されています。

福島2号機の格納容器で高い放射線量 「数十秒から1分弱で死亡」

東京電力は2017年2月2日、福島第1原発2号機の調査で撮影した映像の解析から、原子炉格納容器内の放射線量が毎時530シーベルトと推定されることを明らかにした。

数十秒から1分弱で人が死に至る極めて高い値で、福島第1原発で測定した過去最大の放射線量だという。これまでに確認された最大値は、事故の翌2012年に2号機の格納容器内で計測された毎時73シーベルトだった。東京電力は3割程度誤差の可能性があるとし、今後ロボットによる詳しい調査を行うことにしている。


事故後、今まで測定されてきた数値の最大値の7倍以上の濃度が計測されているということで
もはや、これどうするの?と絶望を感じる数値となっています。
年間の放射能の許容被曝量は、一人あたり20ミリシーベルトです。
これは、放射能漏れ事故後引き上げられたものなので、その前は1ミリシーベルトでした。
重要な事なので、もう一度書きますが20ミリシーベルト(これもすごい危険な値と言われている)であって
20シーベルトではないのです。今回の汚染が桁違いであることがお分かりいただけるでしょう。


先に貼った記事で、東電職員は今回の発見を、今後の廃炉作業のデータとして活用できると言っていますが
その廃炉が何年かかるかわからない。日本の全く事故が起こらなかった東海発電所の廃炉が決定して
1998年から作業をしているそうですが、その全てが終わるのは2020年になる予定だったとのことです。
だったと書いたのは、この計画は予想外の汚染から計画が延期されて、現在は2025年度終了予定になっているからです。


全く事故が起こってない原発でも、これだけの時間がかかります。
また、アメリカで有名な原発事故であるスリーマイル島原発事故では、完全に廃炉にするまでに
500年はかかるという話が出ているとのこと。

東電福島第1原発事故現場の後始末はできるのか,できないのか? 溶融した核燃料(デブリ)を除去し,廃炉にするための技術工程の問題など

② 廃炉工程の負担・苦行は “永遠に不滅です”

 1)「東海発電所は廃炉に20年あまり,スリーマイル島はいまも監視状態」(THE ASAHI SIMBUN DIGITAL,2011年4月1日12時10分)

 日本は廃炉になった原子炉を解体して撤去する政策を採っている。商業炉としては日本で初めて廃炉作業が進んでいる東海原発(茨城県)は1998年に運転を終了したのち,2001年度までに燃料を搬出し,同年年度から原子炉以外のタービン建屋などの機器を撤去しはじめた。しかし,原子炉は監視管理を2013年度まで続け,解体はそれ以降を予定している。解体撤去が終わるのは2019年度の予定スリーマイル原発廃炉工程図表『朝日新聞』2011年4月●日だ。完全に作業が終わるのは2020年度。運転終了から実に20年余という長い期間をみこんでいる。

中略

    日本原子力発電は〔2013年12月〕19日,2001年から解体工事を進めている東海原子力発電所(茨城県)について,2020年度の廃炉完了予定を2025年度に5年間延期すると発表した。同日,原子力規制委員会に報告した。延期は2010年に続き2回目。

 核燃料を除く原子炉や建屋を解体したがれきは低レベル放射性廃棄物と呼ばれる。このうち放射線量が高いものは50~100メートルの地下に埋める計画だが,「核のゴミ」である高レベル放射性廃棄物の最終処分場と同様に処分する場所の立地が決まっておらず,国の規制基準や解体撤去装置の設計も固まっていない。このため来〔2014〕年度の予定だった原子炉の解体に着手できない状況だ。

 東海原発は日本初の商用原発で,1966年に運転を開始し1998年に停止した。原子炉の冷却に通常の原発のように水ではなく二酸化炭素を使う。
註記)http://www.nikkei.com/article/DGXNASDD190LB_Z11C13A2TJ0000/


中略

 2)スリーマイル原発の溶けた燃料の処分には500年かかる。
 以下は,フリージャーナリストの烏賀陽弘道が,事故前のスリーマイル原発を監視活動を続ける市民団体の代表にインタビューした記事である(2013-02-07 21:25:35 に書き出し)。

 ◆ スリーマイル事故からの33年をどう振り返ると,どうみえますか。

 ◇ エプスタイン,「原発事故が起きれば,それは『目の覚めることのない悪夢』です。33年経ってもまだ立ち入りできない場所がある(注:事故のあった2号機格納容器内部のこと)。溶けた燃料棒の処分には500年かかるという。みんな疲れ果ててしまうか,忘れてしまうかどちらかです」。

※管理人注 青字の部分は引用先が引用している部分


今回の燃料デブリと思われる物質が見つかったことは、確かに今まで
ロクに調べることが出来なかった内部の状況を確認できたというところは一つの進展ではありますが
現状の科学では、これらを処理して廃炉に持っていく技術力が無いのです。


人が一分も持たず死んでしまうような、超高濃度放射能汚染が起こっている場所では
ロボットも、何かしらの異常を起こすことがわかっており、作業は困難を窮めることは
想像に難くありません。一体、だれがこの事故の責任を取るのでしょうか?
打つ手もないまま、放射能汚染だけは刻一刻と福島から広がっていく状況なのです。


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