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【レビュー】全て○○で描かれた漫画「ファイナルリクエスト」が凄い!【おっさんホイホイ】

管理人はサブカルチャーをこよなく愛するので、無類のマンガ好きであります。
とはいっても、表紙にカワイイ女の子が描いてある絵を全く前知識もなく
衝動買いするという、非常にアホな買い方をしている人間ですが。←


しかし、今回はそんな萌え豚の私が珍しく
カワイイ女の子系ではない、表紙の漫画を思わず買ってしまった…
ということで、衝撃的なその漫画をレビュー致します!

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全編ドット絵で描かれたデジタル漫画・ファイナルリクエスト

今回レビューする作品は、日下一郎による漫画
ファイナルリクエストです。

Final Re:Quest ファイナルリクエスト(1) (シリウスKC)

表紙を見て、ピンと来る方も居るかと思いますが
この漫画は、全編フルカラーですべての絵がドット絵にて描かれています。
帯には堀井雄二氏が絶賛!と書かれています。


ドット絵とはなんぞや?と思った人は↓の画像を見れば一発で理解できるでしょう。

mario

コンピューターの出力最小単位の小さなマス目(ドット)に色を置いていきグラフィックをつくり上げる手法で
主に、ファミコンからスーパーファミコンの時代までは、ゲームグラフィックはこのドット絵が主流でした。


ドット絵は、その小さなマスに色を適格に配置していくことにより
全体で大きな絵を魅せるという表現をするわけですが、その特性上
グラフィックを作るのは、非常に大変なものであります。


Windowsの付属お絵かきソフト、ペイントでも(キャンバスを拡大すれば)このドット絵を書くことが
擬似的に出来るのですが、小さな正方形のマスに色に微妙なグラディエーションをつけて
違和感のない全体像のドット絵を作ることは、慣れないと非常に難しいことと分かるかと思います。


このファイナルリクエストについては、ファミコン時代のドット絵を全ての絵に使用しており
ある程度型ができれば、コピペもある程度出来るであろうとはいえ
非常に労力のかかった、手間のかかっていることが一目で分かる作品になっています。


作者の日下一郎とともに、協力/株式会社ヒューガとクレジットが表紙に有りますが
ドット絵関係は、このヒューガが全て制作をしているのかもしれません。

ストーリーもファミコン世代泣かせ!

全編ドット絵フルカラーという、ある意味正気の沙汰とは思えない
漫画の作画については、少しでも雰囲気を感じ取っていただいかと思います。


となると、後は気になるのはストーリーですが
これがまた、往年のRPGファン泣かせな展開。


1話めが、今もニコニコ静画で見ることができるので
導入部分は、下の静画をぜひ見ていただきたいのですが



色々と古き良きコンピューターゲームの香りを感じますよね。
感じない人は、往年のゲーマーではないのでしょうけれど。


あらすじは、勇者タケルを筆頭に、その7人の仲間が力を合わせて
魔王を倒すのですが、世界に平穏が戻った後に、突然その仲間の1人であった
アソンテ(老戦士)が、全てが終わった世界で突如動き出すというもの。


しかし、アソンテが動き出しても彼を除く他の世界は全て止まっており
そこには静寂があるだけです。アソンテは城の中を歩いた後、外へと飛び出します。


そこでアソンテが観た世界は、何か良くわからないオブジェなどが配置された
ほぼなにもないような荒れた空間なのでした…。


アソンテは世界が、こんな状態になってしまった原因の究明と
かつて共に戦った勇者・タケルを探し、この荒れ果てた世界へ
孤独な旅路につくことになるのです。


と、静画で見れる一話目の冒頭を書きましたが
要は、主人公のタケル=プレイヤーという図式なのでしょうね。
それは、オープニングが終わった後のゲームのパッケージにたけるの名前が書いてあることで分かるかと思います。


つまり、アソンテはクリアされて遊ばれなくなったゲームの残りカスという扱いでしょう。
アソンテという名前は、恐らく「遊んで」に掛けているのではないかと。


全編ドットで、セリフもひらがなかカタカナのみ。
そのセリフもドットで構成されているというほど徹底した
ファミコンをそのまま漫画にしたような世界。


静画では、今までの連載分を見れるようですが
1巻では、某有名RPGの名エピソードを彷彿とさせるような話が幾つか出てきます。
また、昔のRPG好きなら思わずニヤリとするような小ネタが多く散りばめられています。


最初にアソンテが観た意味不明な世界はファミコンでよくあった
バグ(作中の人物にもバグという言葉を言わせている)の一つで
ゲーム内のオブジェが、色々とごちゃまぜになっている状況を見事に再現しています。


※ファミコンを壊すかもしれない恐れのある半挿しバグ。ただし、半挿しじゃなくてもバグる時はバグる。


昔、ファミコンをやった人間であれば、この演出は凄いと思うのと同時に
怖いと言った印象を持った人も多いのではないでしょうか?
ファミコンRPG黎明期~SFC時代のRPGファンなら、いろいろな意味で楽しめる作品だと思います。


ノスタルジックでも有り、どこか焦燥感・狂気を感じる作品になっていますが
恐らく職人と言っても差し支えないレベルのドット職人が織りなす
全ドット漫画は、これからの展開に個人的に目が離せません。


次巻が秋ごろと予告されているので、楽しみに2巻を待ちたいと思います。
なお、全編フルカラードット絵のせいなのか、値段設定はお高め(税抜920円)になっています。



※管理人追記(5/27)
作者・日下一郎先生から当記事を直接ツイートして頂きました。びっくりしました。


過去ツイートを追わせて頂いたところ、ドット絵は日下先生が打っていると書いてあって驚きました。
一読者として続きを楽しみにしています!当方は単行本発売されたら、発売日に買いますので。


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