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【暴落】円が一時1ドル123円台に!リーマン・ショック以前の水準へ!

為替市場は、アメリカの経済指標の一つ
米耐久財受注が、予想より好調だったため、ドル買いが進み
円が、7年半前のリーマン・ショック前以来の一時123円台をつけました。

NY市場 ドル円が一時123.00レベルに上昇、米耐久財受注で

NY市場 ドル円が一時123.00レベルに上昇、米耐久財受注で

4月の米耐久財受注の結果を受けてドル買いの反応が広がっている。ドル円は一時123.00レベルに上昇。ユーロドルは再び1.09割れへと下落した。米耐久財受注は前月比-0.5%と予想通りの結果だったが、前回3月が初回発表の+4.0%から+5.1%に上方修正された。変動の大きい輸送用機器を除く前月比は+0.5%と市場予想+0.3%上回った。3月も初回発表の+0.2%から+0.6%へと上方修正された。


日本売りが加速しています。
輸出関連の株が上がって、日経平均株価も上がっていますが
円の弱体化は進む一方です。

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輸入品の値上がりが懸念される

円安になれば、色々と影響はありますが
やはり、一番我々の身近なところでは、輸入品関連の値段が
軒並み上昇するということでしょう。


現在でも、原材料の高騰などから、様々な食材・消耗品が
地味に値上がり続けていますが、更に円安が進めば
勿論、価格という具体的な影響となって我々の生活に跳ね返ってきます。


消費税増税と、円安で値上げのダブルコンボで
更にエンゲル係数も上がり、他のことに手を回せなくなると
いよいよ、深刻な影響が顕在化してくるのは間違いないでしょう。


各種統計数字というのは、その時々で数値が大きく変わります。
次は、来月の第一金曜日に米国雇用統計の発表がありますけれども
この数値次第では、更に円安が加速する可能性があるかもしれません。

121円に個人投資家がポジションを多く取っていたとの話も…

為替市場というのは、その国の政治的な問題であったり
金融政策であったり、格付けであったり、様々な要因で上下をするものです。


国関連の動きであれば、金融・経済関連のニュースなどで
すぐに報じられるので、ある意味わかりやすいと言えますが
為替では、国単位の動きだけではなく個人投資家の動きも
相場形成に大きな影響を与えています。


今では、FXということで個人投資家がネットを通じて
手軽に1クリックで売買が出来る時代ですから
国以上に、個人投資家の動きも重要と言えるのです。


一人ひとりの影響は小さくても、それらが集団で同じ行動を起こせば
時として、国規模での動き以上のものを刹那的に相場にもたらすことがあるのです。


円ドルと言うのは、元々動きが小さい通貨ペアと言われています。
通貨ペアと言うのは、数あるモノですが、その中でも円ドルペアは
本当に動きにくいのですね。


他の通貨ペアが1日で円単位で1円以上簡単に動くことがあるのに対し
円ドルは静かな時は、1日に10~20銭ぐらいしか動かないことも多々有ります。
大きく儲かりにくいけれども、リスクも少なめということでFX初心者に推奨されるペアとも言えます。


ただ、最近の円ドルはそのイメージを覆すかのように良く動いておりまして
投資家としても、結構てんやわんやな状態が続いているのではないかと思います。


見出しの話ですが、今回は個人投資家が121円辺りにポジションを多く取っていたという話が出ています。

総崩れ(FX)と円安

外為市場で一気に122円台50銭を突破してきており、勢いからすれば125円~130円もあり得る動きとなってきていますが、この背景には、格下げとFX市場の個人のポジションがあります。

格下げは既に実施されており、いまさらという理由になっていますが、国債市場が売られており、日銀の一手買いでも値下がりが止められない状態になってきていることを材料視する向きも多いと言われています。
そして、FX市場です。

個人が一ドル121円台を上限とするポジションを大量に組んでいたと言われており、この121円台を突破したことで、個人のポジション清算が一気に進むと見られているのです。

今後一ドル125円から130円に向けて急激な円売りが起これば、個人は総敗北となりかねず、膨大な損を抱える個人が続出するでしょうし、反対に流れに乗るとして一気に<ドル買い>に動く個人が増えれば、更に円安が進むこともあり得ます。


FXを知らない人に簡単に解説すると、ポジションと言うのはFXで約定した後にその状態を維持しておくことです。
例えば、1万ドルを買ってそのまま保持しておいている状態ですね。
そして、儲けまたは損が確定して清算をすることをポジション決済と呼びます。


例えば、1万ドルを1ドル120円の時に120万円で買ったとすれば
121円の時に売れば、1万円分儲かるということです。
逆に119円の時に売れば、1万円の損失です。
(実際は手数料などがあり、ここまで単純な話ではありませんが)


FXで重要なのは、利益確定と損切りのルール決めだと言われていますが
最近の大きく動きやすいドル円に於いて、121円以上になったら
利益確定か損切りというラインを設定していた投資家が多かったという話です。


とあるラインでポジションが多く組まれている場合、そのラインを超えることは難しく
通常の取引状態ですと、その大量のポジションによって跳ね返しが起きるのですが
何かしらの原因で、その壁を乗り越えると、今度は一気にポジションの決済が行われ
跳ね返しではなくて、逆方向に相場が加速するということがよくあるのです。

chart
※直近一週間のドル円の60分チャート。121円辺りで暫く膠着していたが、突き抜けたあと一気に円安に触れたのが分かる。

121円ポジションで、多数のポジションが組まれていたことが事実であれば
今度はまた、別のポジションラインが自然と出来てきますが
ただでさえ、普段は穏やかなドル円が激しく動いている以上
暫くは、為替相場は流動的になり、不安定な状態が続く可能性もあります。


いずれにせよ、日本円が徐々に弱体化していることは事実であり
今後の世界経済の動き、各種統計の数値によっては更に
円安が加速する恐れが高く、警戒が必要であると言える状況になってきています。


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