【まさかの】プエルトリコがデフォルト宣言!700億ドルの負債が返済出来ず!【伏兵】
連日、欧州のギリシャがデフォルト(債務不履行)になるかならないかが
世界中で注目され、その結果で株式や為替市場が大変動を起こしていますが
騒動になっているギリシャの影で、プエルトリコが密かにデフォルト宣言をしたと報じられています。
プエルトリコがデフォルト宣言…金融市場影響も
【ワシントン=越前谷知子】米自治領プエルトリコは29日、「700億ドル(約8兆6000億円)に上る負債を返済できない」として、事実上のデフォルト(債務不履行)宣言をした。
この結果、高金利の金融商品「プエルトリコ債」が償還されなくなる恐れがあり、米国の投資信託などが多く保有していることから、国際金融市場に深刻な影響を与える懸念がある。
負債残高は、2013年に財政破綻した米デトロイト市の180億ドルを大幅に上回る。同日公表された報告書によると、08年のリーマン・ショック前後から、石油高などで苦しみ、経済立て直しが進まない中で歳入の見通しが甘く、想定以上に財政赤字が増えたという。
いやはや…今日は一体どうしたというのでしょうか。
日本では先ほど記事にした新幹線の火災や、箱根山も小規模噴火を起こすなど
大きなニュースが相次いで居る状況で、何かとんでもないことになっています。
ギリシャについては、欧州危機として2年近く前から大きく騒いでいる状況であり
もはや何があってもおかしくないというのは、認識していましたが
ここに来て、プエルトリコが先に破綻するとは全く想像外でした。
世界的影響は避けられない
プエルトリコは、カリブ海北東に位置するアメリカ合衆国の自治的・未編入領域にあり政治的地位としては、コモンウェルス (米国自治連邦区)と呼ばれる立場にあります。
参照URL:プエルトリコ Wikipedia

当然ながら、アメリカの自治領に当たるわけですから
アメリカの資本なども、色々と関係がある国ということになります。
アメリカの年金資金がプエルトリコ債で運用されているという話もあるとか。
つまり、今回のデフォルトについては、様々な面でアメリカ経済に影響を
大きく与える可能性が十分にあり得る話しであり、ただでさえギリシャ問題で
世界経済が不安定になっているところに、更に不安要素が追加されたという事態になっています。
ギリシャについても、今の流れではデフォルトは時間の問題とされており
このままギリシャも破綻すれば、国家破綻が相次いで起こってしまうという話になります。
今や世界は、どんな小国であろうと、世界経済に何かしらの関係を持っており
今回のプエルトリコのデフォルトは、世界的経済危機の引き金になる可能性も十二分にあるのです。
今現在、世界にはデフォルト予備軍の国家が何カ国か存在しており
プエルトリコ、ギリシャと相次いでデフォルトが起これば連鎖的に
危機国家もデフォルトが起こってしまう可能性もあります。
こうなってくると、日本も対岸の火事という状況ではなく
深刻な影響が起こりうることも十二分に想定しなければならないという
何とも不安定でおぼつかない話になってしまっているのです。
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