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【ヤバイ】桜島の火山活動が活発化!警戒レベルが4まで引き上げ。レベル5引き上げも検討か

先日10日に、川内原発が再稼働したばかりの鹿児島ですが、その川内原発から
およそ52km離れただけの、桜島の火山活動が活発化しているということで
非常に危険な水準になってきていると報じられています。


今年の初めから、記録してきた桜島の山体膨張がどんどん大きくなっており
火山性有感地震が多く発生しているという非常に危険な状態に突入しているとのこと。


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※Google Mapより。川内原発と桜島の位置関係。


引き上げられた警戒レベルはレベル4。
果たして、事態はどれだけ切迫しているのでしょうか?

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レベル4=避難準備

実際にレベル4と言うのは、どれぐらいの警戒レベルでしょうか。
桜島の噴火警戒レベルという資料(pdf注意!)を見ると
レベル4は避難準備と有りかなりの深刻度であることがうかがえます。


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爆発が起きた場合に、周辺地域の住民に甚大な被害がもたらされると予想される
警戒レベルであり、人の命がかかるような重大なレベルであることがわかります。
毎日新聞の報道によると、レベル4になったのは2007年に噴火警戒レベルを発表をはじめてから初とのことです。

桜島:噴火警戒レベル4…急激な地殻変動観測 気象庁

 気象庁は15日、鹿児島市の桜島で大規模な噴火が発生する可能性が非常に高くなったとして、噴火警戒レベルについて現状の「3」(入山規制)を、上から2番目に高い「4」(避難準備)へ引き上げた。桜島のレベル4への引き上げは、2007年に噴火警戒レベルの発表が始まって以来初めて。鹿児島県は、災害対策本部を設置した。

 気象庁は、桜島のうち昭和火口と南岳山頂火口から3キロ以内にある鹿児島市の有村町と古里町について、大きな噴火による噴石の飛散や火砕流への警戒を呼びかけている。同市によると、避難準備の対象になるのは2町などの51世帯77人。

 気象庁によると、15日午前7時ごろから島内を震源とする地震が多発し、山体の膨張を示す急激な地殻変動が観測された。マグマの活動で、岩盤が破壊されることによって発生する火山性地震は、南岳直下付近で増加。同日午前7?8時に5回、午前8?9時には25回観測された。


これだけ不穏な動きになっているにもかかわらず
川内原発は、現時点では特別な対応をすることはないと言っています。

再稼働の川内原発「噴火しても影響ない」

今月11日に再稼働し、14日に発電と送電を開始した鹿児島県にある川内原子力発電所1号機は、桜島から50キロ余りの距離にあります。九州電力は、川内原発から半径160キロの範囲にある火山を対象に、過去に起きた噴火などをもとに影響を評価し、桜島など周辺の火山の噴火で15センチの厚さの火山灰が降ったとしても、原子炉などの安全性は保たれるとし、原子力規制委員会も、この評価を妥当としています。
その際の評価で、川内原発のある地域に最も影響があるとされたのは、およそ1万2800年前の「桜島薩摩噴火」で、その際には12.5センチの火山灰が周辺に降ったとされています。
桜島の噴火警報レベルがレベル4に引き上げられたことについて、九州電力は「仮に噴火したとしても、影響はないと考えていて、特別な態勢などは取ってはいない。ただ、注意深くデータ収集などを行っていきたい」と話していて、計画どおり、発電の出力を上げるための作業を進めているということです。また、原子力規制委員会も「噴火しても影響はない」としています。


これはひどい。万が一が無いと言うことでタカを括っているわけですが
もし万が一があって、川内原発に影響が出たとしたら
どうせ「想定外」の一言で片付けてしまい、またも責任が有耶無耶になるのでしょうね。


とはいっても、福島第一原発も全く収束を見せない中で
川内原発まで万が一の影響が出てしまった場合は、間違いなく日本は終わるでしょうね。


ちなみに、時事通信が最新で報道しているニュースでは
レベル5への引き上げも想定しているということだとか。
ますます、川内原発への影響に不安が募ります。

レベル5、全域避難も想定=桜島、従来規模上回る噴火で-火道拡大か・気象庁

 気象庁は15日午後、鹿児島県・桜島でこれまでの規模を上回る噴火が起きた場合、噴火警戒レベルを4(避難準備)からさらに5(避難)に引き上げ、鹿児島市が桜島全域の住民を避難させる事態も想定していることを明らかにした。
 現状では、桜島の対岸に位置する鹿児島市街については、火山灰が降る可能性はあるが、大きな被害が生じることは考えられないという。

中略

 気象庁の小泉岳司火山対策官によると、桜島の南岳直下で15日午前7時ごろから火山性地震が多発し、山体膨張を示す急激な地殻変動が観測されたのは、海面下4~6キロにあるマグマだまりからの上昇圧力が高まっているため。「(マグマの通り道である)火道を広げようとして岩石が割れ、地震が起きているのではないか」という。


こんな状況でも原発を稼働しようとする根性は別の意味ですさまじいですが
せいぜい何事も無いことを祈ることしか、私には出来ません。
自然災害はここのところ激甚化しているので、記録のある既存の例に当てはめて
被害を予測するのは危険だと個人的には考えていますが、果たしてどうなるでしょうか。


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