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【待望の】ファイナルリクエスト2巻を読んでみた!【新刊】

かなり前ですが、個人的な期待の新作漫画として
全ての絵がドット絵で描かれているという、途方も無い
漫画である「ファイナルリクエスト」を当ブログで紹介しました。





ファミコン世代おっさんゲーマー直撃の表現と内容に
私は当時興奮して、レビューを衝動的に書いたわけですが
あれから半年。2巻が先日発売され早速購入してきました!





待ちに待った新刊。ニコニコ静画で連載中の話を見れますが
自分的には一気に読む為、リアルで進行を追ってはいません。
第二巻レビューは次の見出しからどうぞ!(ネタバレ含みます)
前巻のレビューは、前述したリンク先の記事も併せてお読みください。

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新たなかつての仲間が3人登場!

タケルという勇者を探すために、バグまみれの世界に旅だった
アソンテと、かつて七人の仲間の一人であった強欲承認リカトクを
仲間に加えて進む旅路。


今巻は、まず冒頭にやはりファミコン時代の雰囲気を模した
ファイナルリクエストの説明書から始まります。


色使いが全体的に褪せた感じで、ゲーム内容をさりげなく紹介する
芸の細かさは、当時のゲームの説明書を知っているゲーマーの方々なら
懐かしさを感じることでしょう。


今巻で登場する新キャラクターの、それぞれの職業が書いてあり
超ヴァルキリーと、神官、そして海賊船長(キャプテン)が紹介されています。
彼らが今巻で出てくるかつての7人の仲間ということになります。


まず最初に出てくるのは超ヴァルキリーであるシロテ
ドット絵とはいえ、かなり過激な服装をしている人物。
格好は過激ですが、ヴァルキリーの長としての誇りを持ち続けている戦闘狂です。


ヴァルキリー一族の長として、勇名を馳せたシロテですが
とある出来事がきっかけで、自分以外の同胞(シロテ姫はともがら(輩)と呼んでいる)
32人を失っており、バグが蔓延した世界で、ヴァルキリーのある風習に則って
孤独な戦いを続けているのでした。


その風習とは、ヴァルキリーの仲間が死んだ時に、強い男と戦い
その男を仕留めることによって、ヴァルハラ(北欧神話の主神・オーディンの宮殿)に
その魂を亡きともがらのために送るという風習。


傍から見れば、なかなか狂気的な風習で、アソンテとリカトクは
シロテをある意味魔王よりタチが悪いと評します。


シロテの周りには、既に30体の花婿ドクロがあり
あと2体で、亡くなった同胞全ての花婿が揃うというところまで
来ていますが、この状況をみて戦いに挑んでくる戦士が居なくなったということ。


そこでシロテは、久々に再開したアソンテ・リカトクを最後の
花婿として迎えるべく、かつての仲間であった二人にその刃を向けるのでした。
リカトクは二人を説得しようとするも、やはり元々の
戦士である二人を止めることは出来ず、決闘が始まります。


アソンテもシロテもタケルと共に世界を救った仲間。
二人共実力は折り紙つき。決着は果たしてどうなるのか。


二人共それぞれ必殺の一撃を出すも、結果は痛み分け。
しかし、アソンテはシロテを殺すまいと手加減をしていた模様。
敵としては強敵だが、仲間にすれば大きな戦力となると考えてのこと。


しかし、手心を加えられた事に激高する誇り高きシロテ。
更なる本気の一撃をアソンテに繰り出すのでした。


そこで、アソンテは奥の手としてついおくのゆびわという道具を使用。
ついおくのゆびわが、シロテの心の奥底にあった忘れがたい記憶…
すなわち、32人のともがらが殺された日の記憶を鮮明に呼び覚まさせるのでした。


32人の同胞を殺したその犯人は、同じくかつてタケルとともに
世界を救った仲間であった、キャプテン。


空飛ぶ武装海賊船に乗る彼は、突如シロテのヴァルキリー族に牙を向き
シロテの同胞たちを殺戮していたのでした。


かつての仲間に同胞を殺され激高するシロテ。
なぜこんなことをするかの問に、キャプテンは
俺の無くした右目だけが見ていればいいさと意味深な言葉をつぶやきます。


同胞を殺された仇討とばかりに、キャプテンの乗る海賊船に
単身戦いを挑むシロテ。そして、シロテは海賊船を撃破することに成功します。


過去の記憶を呼び覚まされたシロテは二人に対する戦意を喪失。
再び、この世界の謎を解き明かすべくタケルを一緒に探しだそうと
シロテの説得を試みます。


そんなアソンテの必死の説得どうにも乗り気ではないシロテ。
アソンテの説得をほとんど聞いていない状況。


しかし、タケルと結ばれたアヤナ姫がどうやら一緒に死んでしまったことを聞くと
態度は豹変。かつて、アヤナ姫とのタケル争奪戦に敗れたシロテは
アヤナ姫が居なくなった今、自分がタケルの妻にふさわしいということで
タケルを再び探しだすことを決心するのでした。


アソンテやリカトクと違い、ややその動機には不順なものがあるものの
心強い仲間を得ることに成功したアソンテ。
全体的に狂気に満ちた暗い世界ですが、シロテのポジティブさは
作品の一服の清涼剤になっていると思います。


ちなみに、この後はシロテを加えた一行が
やはり、かつての仲間である神官・テネに出会い
バグに侵された世界の惨状を更に知ることになります。


全て書いてしまっては、流石にネタバレすぎるのでココらへんで
後は単行本かニコニコ静画でみていただきたいと思いますが
今巻は、前巻より更に唸らされるようなドット表現が多数出てきており
ドット絵を描く大変さを知っていると、本当に凄いの一言しか出てこない漫画になっています。


また、新たな概念としてリ・アルという勇者が居る場所といった設定が出てきました。
この世界はゼロとイチの概念でできているということも(2進数のことでしょうね)


RPG世界のお約束を漫画などで茶化すことがたまにありますが
(例えば冨樫義博のレベルEで、RPG世界に迷い込んだ主人公たちが
村人に話しかけても同じ返答しかしないとか)
これは、そのプログラムされた側の視点での物語ということでもあり
その世界が正常に作動しなくなった時の狂気が、この漫画では描かれています。


主人公も仲間もモンスターも死ぬが、そもそも死ぬことが設定されてすら居ない
一般の村人などが、何度殺しても蘇ってくるという設定は非常に秀逸で
また実際に表現してみれば、いかに狂気的なことであることがわかります。


今巻の最後では、シロテが殺したはずのキャプテンが蘇っており
そして、また新たなプレイヤーがゲームを起動したと思われる表現が
最後でされており、次巻への引きもまた非常に気になる状況です。


次巻が出るのは2016年の春ということですが、今から楽しみで仕方がありません。
そういえば、この単行本、インクの質のせいなのでしょうが、開くと
子供の頃学校で習った図工の教科書と同じ匂いがします←
そんなところも懐かしく感じる一因なのかもっ!?←違う


一つネックがあるとすれば、前巻よりも分厚くなってページ数が増えていますが
その代償か、消費税入れて1134円ほどするコミックとしてはかなり高価な単行本となっています。
それでも、個人的にはそれだけの価値がある漫画だと思います。


漫画のオビには、よゐこの有野晋哉の推薦文が載っていますが
作者の日下一郎との対談がWEBでも公開されています。こちらも
単行本を読んだら必読かと。


私としては、2巻を読んで改めてこの漫画は傑作だと思った次第です。
ファミコン世代でRPGが好きだった人は、絶対に読んでおくべき漫画だと
改めてオススメしたいと思います。


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