【瞬殺】ニンテンドー2DSのネットで定価予約が既に不可能状態に!
一昨日に、任天堂が海外のみで販売していた
ニンテンドー3DSの廉価版仕様である、ニンテンドー2DSが
日本でも限定発売されることを記事にしました。
折りたためない、立体視機能の削除など
通常のニンテンドー3DSに比べれば、明らかに機能が劣りますが
その分安い本体価格。個人的には、すぐに売り切れるんだろうなと
薄々は感じていましたが、想像の遙か上の速さで無くなってしまったようです。
オンラインショップではアマゾンのポケモンストアや
TSUTAYAがネットショップでの予約を昨日開始しましたが
既に、両ショップとも予約終了のようです。以下はアマゾンの状況。
※アマゾンは既に全滅となり、定価よりも高い価格での出品販売。
管理人は緑の本体をギリギリで予約することに成功w
どうやら、緑が一番不人気だった模様(笑)
そして、もう一つのTSUTAYAも全色予約受付終了ということです。
(※青色は前の記事で触れた通り、更に限定の発売となります)
とまぁ、現在の性能が非常に向上したゲーム機から比べると
非常にチープとでも言える「ニンテンドー2DS」なのですが
ここまで訴求力があるとは…やはりスケルトンボディやポケモンの力なのでしょうか。
任天堂の持つマリオに次ぐ強力なIP「ポケモン」の底力を改めて見せつけられたと思いです。
本体を定価で欲しい人は、通常の店舗での予約を頑張るしかないようですね…。
しかし、何故今ニンテンドー2DSをニンテンドー3DSが最も売れている日本で発売したのでしょうか?
普通であれば、機能を削りウリの立体視も出来ない2DSは日本では発売する必要はないと思うのですが。
ここは、個人的に任天堂の戦略を穿って考えてみます。
もちろん、個人的な見解なので大外れの推測の可能性も十二分ですが、あえて書いてみます。
次の子供世代に、ポケモンブームをもたらす鍵?
今回の2DSの発売の布石として、まず11月13日のニンテンドーダイレクトにて発表された、初代ポケモンのVC(ヴァーチャルコンソール)配信という
ニュースが挙げられるかと思います。
ポケモンが発売されたのが1996年2月27日のこと。
まさに2DSが発売される日の20年前ということになりますね。
1989年に発売されたゲームボーイは、最初はそれなりのヒットを飛ばすも
流石に発売から7年近くも経った1996年には存在感が希薄となっていました。
据置機では、PSにFFVIIが発表され、ニンテンドー64が大苦戦をしていた頃の話です。
据置機では、セガのサターンとソニーのPSがディスク媒体を使う中、64はまだ
ROMカセット方式を採用しており、明らかに任天堂が2社の後塵を拝したのでした。
この頃は、まだ日本の据置機も元気がありました。
その一方で、当時は携帯機は陰が薄くなっていました。
ゲームボーイは発売から7年近く経ち、ゲームギアやPCエンジンLTなど
他社製の携帯機が振るわず、携帯機全般が今とは逆で廃れていた時代です。
ゲームボーイも衰退しており、任天堂は携帯機でも据置機でも苦境に立たされたのです。
しかし、その中から救世主のごとく生まれ出たのがポケットモンスターです。
発売当初は、そんなでは無かったものの、口コミで小学生の間で評判が広まり
ポケットモンスターは超ロングランヒットを記録し、全てのバージョンを合わせた
売り上げは、日本最大の売り上げとなるモンスターヒットを飛ばしました。
ゲームボーイは、このゲーム一本で完全に息を吹き返し
日本国内に於いて、携帯ゲーム機がメジャーになる下地を作ったのです。
ゲームボーイカラーや、それに続くゲームボーイアドバンス、ニンテンドーDSも
このポケモンのヒットがなければ生まれていなかった可能性が高いのです。
そんなポケモンが発売されたのも、もう20年ほど前。
当時小学生だった人たちは、現在20代後半~30代前半となっていて
結婚して子供を持つ親となっている人も多いことでしょう。
つまり、今回のニンテンドー2DSは、当時ゲームボーイで遊んだ
今は成人した当時小学生だった層を、懐かしさとそのチープさ(褒め言葉です)で
狙い撃ちにしている商品であると同時に、彼らの子どもたちに、再び
ポケモンを広く認知して貰おうと言う意図があるのではないかと推察します。
ニンテンドー3DSの立体視機能は、ガイドラインで6歳未満の子供には
立体視をさせないようにという注意書きを任天堂がしています。
立体視が削られている2DSは、小さな子供にプレイさせるにはうってつけなのですね。
これからの子どもたちに、自分の親が子供時代に熱中したゲームはこれだよと
ニンテンドー2DSのポケモンをプレイさせる。
さすがに昔ほどの大ブームにはならないでしょうが、赤外線通信で
やはり、ポケモンの交換が出来るそうなので、再びポケモンフィーバーが
日本全国の小学生などの間で起こる可能性も0ではありません。
ポケモンは、今もアニメが続く長寿アニメにもなっており
ピカチュウなどのお馴染みのポケモン達が、最初に登場したゲームとなれば
子どもたちは更に興味を示す可能性が高いといえます。
要は、ポケモン20周年のこのタイミングで発売したことで
複数世代に跨ったポケモン展開をしていくつもりではないかという
腹づもりがあるのではないかと考えています。
穿ちすぎであるかもしれませんが
個人的には、この考え方、そこまで大きく外してはいないと思います。
こうして、任天堂のIPはますます幅広い世代からの支持を得て強固なものになっていくと。
京都にある老舗玩具メーカーによる、現状維持だけではとどまらない
意欲的な試みだと思え、任天堂という会社の強かさが現れている
今回の2DS販売ではないかと思えるのです。
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