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【小売殺し】ファイナルファンタジー15の国内店舗在庫は推定37万本!

10年ぶりの発売ながら、11月29日からの6日間集計で、約69万本のパッケージ販売
記録したものの、歴代タイトルと比べると、大きく売上を落としたファイナルファンタジー15。





10年もの開発期間があったにもかかわらず、後半の尻すぼみ具合と
特にストーリーが重視されるゲームでありながら、そのストーリーが
投げっぱなしと、特に今までのファンから酷評が目立ちます。


アマゾンレビューなども大荒れ状態で、★1のレビューが日に日に増えて
総合評価では、かなり寂しい状況となっています。


ただ、曲がりなりにも日本を代表するRPGタイトルの一つであり
売上本数は、歴代PS4タイトルの中で国内トップとなっています。


しかし、ゲーム制作の責任者とでも言える、田畑ディレクターが
まだ15は未完成と言ってみたり、これからDLC(ダウンロードコンテンツ)で
改善を図ると言った、火に油の発言をしており、まだまだ炎上は止まる気配はありません。


多くのユーザーの期待を裏切った形になってしまった本作ですが
小売としては、非常にシャレにならない状況になっているようです。

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消化率は約64%。消化率から計算した市場在庫数が…。

インターネットでのゲームニュースメディアの一つ
メディアクリエイトが、ファイナルファンタジー15発売週の
売上について、言及しているコラムとファミ通の集計が今回のソースです。



週間ソフト&ハードセルスルーランキング(2016年11月28日~12月4日)

『ファイナルファンタジーXV』は69万本を販売し、PS4ハードを大きく牽引

 総販売本数は143.8万本。前週比165.49%。PS4版『ファイナルファンタジーXV』は69.0万本を販売。PS4タイトルでは、前年9月発売の『メタルギア ソリッド V ファントムペイン』(初週販売本数29.4万本)の2倍以上となる過去最大の初週販売本数となった。ただし、消化率は64.63%にとどまっており、約30万本の市場在庫が未消化となっている。メーカーからは発売後もDLCなど継続的な販促施策がアナウンスされており、その効果が中古市場を含めた今後の販売動向を左右すると考えられる。
 PS4ハードは『ファイナルファンタジーXV』の発売によって大幅に販売台数を伸ばし、前週比281.11%となる11.8万台(『~LUNA EDITION』6.3万台を含む)を販売した。これは、今年9月の薄型PS4の発売週(9.6万台)および11月の「Pro」発売週(9.2万台)を上回る今年最大規模で、PS4ハードの週次販売台数が10万台を上回るのは2014年2月のロンチ週以来となっている。累計販売台数は374.5万台に達していることから、PS4ハード所有者のおよそ5人に1人が『ファイナルファンタジーXV』を購入したと推計される。

※管理人注 このページは毎週更新されているため、今後は該当記事にアクセスは上記URLでは出来ません


というわけで、メディアクリエイトの論評ですが…。
この論評も若干おかしいのですが、市場の在庫が約30万本とあります。
しかし、消化率約64%で売上が約69万本なら、計算上の在庫はおよそ106万本。
そのうちの69万本販売なわけですから、市場にはおよそ37万本の在庫があるということになります。
30万本と37万本だと印象もだいぶ違うのですが、この数字の意図は果たして?


まぁ、こちらを突っ込んでもしょうがありませんので、本題に戻しますと
これらの小売の在庫は今後、どのように売れば良いのか途方に暮れている
小売が多いのではないかと推測されるということ。


海外の小売は返品制度や、プライスプロテクションという
小売を保護するための仕組みがあります。

プライスプロテクション

プライスプロテクションとは、ソフトメーカー公認の値下げを意味します。

日本のゲーム市場には、返品制度が存在しないため、
メーカーは小売(もしくは問屋)にソフトを出荷した時点で売上げが確定します。
つまり、そのソフトが大ヒットして売り切れになろうが、ワゴンセールの捨て値で販売されようが、
さっぱり売れずに店頭で山積みになろうが、ソフトメーカーの利益には一切関係ないのです。
(もちろん、その後の入荷数には影響するでしょうが)

しかし、小売店の力が強いアメリカでは事情が違います。
アメリカでのソフト販売は、メーカーが小売店に委託販売をしてもらっているような立場なので、
出荷しただけでは売上げにはならず、 ユーザーにソフトを購入してもらって初めて売上げが確定するのです。

小売店が大量の在庫を抱えた場合、ソフトメーカー側に「値下げしないと返品する」と要求します。
たいていのソフトメーカーは「返品されるより値下げした方がまし」と考えるため、 値下げを受け入れます。
この値下げを、アメリカの小売店全てを対象に行うことをプライスプロテクションと呼ぶのです。
もちろん、値下げした分の差額はソフトメーカーが保障することになるので、
場合によっては保障がとんでもない額になることもあります。


というわけで、海外の小売は売れなかった場合でも小売が守られますが
日本の場合は、言葉が悪いですが、要はメーカーが売り逃げ出来る
ということになります。


スクエニとしては、これだけの在庫を日本国内だけで小売に押し込めたので
ウハウハでしょうが、押し付けられた小売はたまったものではありません。


特に今現在のゲームの売上利益というのは、非常に厳しいということで有名です。
例えば、10本同じソフトを仕入れて9本が売れてようやく黒字になるといったぐらい。


消え行くゲーム専門店

近年のゲーム専門店は非常に厳しい経営状態が続いています。
ゲームソフト一本あたりの利益は非常に低いからです。

現在のゲームソフトの仕入れ値は定価の75%前後です。
ソフトの定価が6800円だとすると、仕入れ値は5100円。
ソフトを定価で販売することはまずなく、店頭では10~15%程度の割引で販売されているのが普通です。
つまり販売価格は6120円で、そこから仕入れ値を引いた1本あたりの利益は1020円です。

ユーザーの需要を完全に読みきり、適正な仕入れが行えればこれでやっていけなくもないかもしれませんが、
現実的にはそんなことはまず不可能です。
ソフトによっては、どうしても在庫がでてしまうことは仕方がないでしょう。

仮に5本ソフトを仕入れて1本売れ残った場合、
4本分の販売利益は4080円。
在庫1本分の損失が5100円。
結果として1020円の赤字となります。
たった一本需要を読み違えただけで赤字の危険性があるのです。
こんな状況では、ゲームショップの経営が苦しいのは当然です。


デジかも管理人と同世代(現在35歳)の人は分かるかと思いますが
ファミコン・スーパーファミコンがブームだった時代、街には個人経営の
ゲームショップが、割とそこかしこに散見されたと思います。


しかし、PS以降は、徐々に徐々に個人のゲーム店が姿を消し
そしてその後、チェーンでゲーム販売を専門に行っているお店が
次々と閉店していき、今ではゲームを買う場合は通販か家電量販店。
または、様々な部門が混ざりあった複合店(GEOやTSUTAYA4など)でしか
購入することが難しくなっています。


今回小売店に大量に押し込まれた、ファイナルファンタジー15は、小売の倉庫と帳簿を逼迫します。
なにせ、ソフトが売れるまではただの在庫(簿記的にいえば買掛状態)なわけですから
ショップとしては、多少損切りをしても早くはけてもらわないと、別のソフトの
入荷費用すら捻出できなくなる恐れも出てくるわけです。


この損切りに失敗すれば、最悪小売の閉店が相次ぐと言った悲劇が起こりうる可能性もあります。
なにせ、今回のファイナルファンタジー15は定価が9000円を超えますから。


というか、既にネット上の店では続々と値崩れが始まっているようです。
既に30%以上オフの価格で新品が販売されているのも珍しくないですし
中古の買い取りも、どんどん値崩れしています。


家電量販店や複合店などの、母体の体力がある店舗は
ワゴンセールなり、福袋に入れるなりして何とか乗り切れるとは思いますが
少し小さなショップなどでは、今回の件は死活問題になりかねません。
元々発売延期もありましたから、小売としてはまさにふざけるなといった具合でしょう。


かと言って、大作である以上、発売日に在庫が無くなることも問題であり
まさに、プライスプロテクションや返品制度のない日本のゲーム小売は
常に博打をしているような感覚であるのかもしれません。


まさに小売泣かせ…いや、小売殺しといっても過言ではない今回の暴挙は
確実にスクエニの信用を落とす話となっており、あまりにもお粗末すぎた
大作は、今後最悪のシリーズ作品としてゲームファンの間では永久的に
語り継がれる事象であるかもしれません。


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